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流行語大賞を受賞した芸人は本当に消えるのか、検証してみました。

流行語大賞が発表されました。

「トリプルスリー」、私は野球ファンではないので、聞いたことなかったです。

それが流行語?
と思っていたら同じように思う人が大勢いたようですね。

とにかく毎年話題になる流行語大賞ですが、
「流行語大賞受賞の芸人は消える」というジンクスもよく知られています。

今年は大賞は逃したものの、とにかく明るい安村の「安心して下さい、穿いてますよ。」がトップ10に選ばれています。

(ラッスンゴレライも十分流行っていた気がしますが、炎上騒ぎのせいか、
選ばれませんでしたね。)

流行語大賞を受賞した芸人は本当に消えるのか、データで検証してみました。

 

流行語大賞を受賞したお笑い芸人

さて、お笑い芸人で受賞した芸人は以下のとおり(トップ10含む)。

2003年大賞「なんでだろ~」 テツandトモ
2004年トップテン「…って言うじゃない…○○斬り!…残念!!」 波田陽区
2005年トップテン「フォーー!」レイザーラモンHG
2007年トップテン「そんなの関係ねぇ」 小島よしお
2007年トップテン「どんだけぇ~」 IKKO
2008年大賞「グ~!」エド・はるみ
2011年トップテン「ラブ注入」 楽しんご
2012年大賞「ワイルドだろぉ」 スギちゃん
2014年大賞「ダメよ〜ダメダメ」 日本エレキテル連合
2015年トップテン「安心して下さい、穿いてますよ。」とにかく明るい安村

受賞後のテレビ出演回数の推移

各芸人のテレビ番組出演回数の推移を調べてみました。

グラフは受賞年を基準に、年ごとに出演回数がどう変化したのかを示しています。

当サイトに番組データがある2008年以降のグラフになっています。
(大賞番組は全日、放送時間10分以下の番組は除きました)

151205

 

受賞後は出演回数が減る

データ数は少ないですが、受賞後は出演回数が減る傾向がありそうです。
少なくとも、受賞後に右肩上がりになっている人はいませんね。

エド・はるみ、楽しんご、スギちゃんからは急下降が見て取れます。

 

小島よしおは異色

小島よしおは、受賞した2007年のデータがないのですが、受賞後3年で下がると思いきや、4年・5年と増加しています。

そういえば、ブレイク中も「一発屋で終わらないための対策を考えている」と言っていた記憶があります。
他の受賞者と較べて、回数の水準も総じて高いです。

ただしここ数年はかなり下がってきています。

 

10年ぐらい経つと復活?

2003年に受賞したテツandトモはテレビでの露出が減ったものの、
営業で一定の成功を収めているというのは有名な話ですが、
テレビでの出演もそれなりに復活していたようです。

2005年のレイザーラモンHGも、出演回数は増えていませんが、
相方RGの人気の上昇もあって再び注目が集まっているようです。

 

 

受賞すると消える。
しかし受賞しなかったら消えないのかは不明。

やはり受賞すると出演回数は減るので、受賞すると消えると言えそうです。
ただし、毎年新しい芸人が次々登場する中、長年テレビで活躍できる芸人は少数。

一発ギャグ、一発ネタでブレイクした芸人は、
受賞してもしなくても、何年か経てばほとんどが消えるというのが真相な気がします。

流行「語」というのが一発ギャグと親和性が高いので、
こうした結果になるんでしょうね。

スキャンダルはなかなか忘れないようですが、
一発芸はすぐ忘れるというのが世間のようです。

逆に受賞すると出演回数がじわじら伸びる、という賞を探すのも面白いかも。
と思いました。