テレビ出演ランキング

スポーツのジャンルでは出身県の地方格差がない

テレビ出演ランキングには、有名人の出身県データもあります。
全員にあるわけではないですが、出演回数の上位から順に、わかるものは出身県を登録しております。

以前、出身県のデータを使って、どの都道府県が最も芸能人(テレビの出演者ですが)を輩出しているのかを調べました。
全員と、芸人ジャンルを調べてみて、それになりに特徴があることがわかりましたが、
今回は、その他のジャンルを調べてみたいと思います。

以前の記事「出身県別芸能人輩出数ランキング」はこちら

まずスポーツジャンルです。
スポーツはプロ野球選手やサッカー選手から、ゴルファーや陸上競技の選手などすべてのジャンルのスポーツ選手、元選手、指導者などが含まれています。

grp_sports.gif

このグラフは、横軸が各都道府県の人口に占める割合、縦軸が当サイトでの登録人数になっています。

結果ですが、グラフを見ると割合と人数がほぼ比例しているのがわかります。
相関係数は0.849で、人口と登録人数にかなりの相関があると考えられます。
つまり地方による格差が少ないということです。

他のジャンルでは、東京や特定の都府県への偏重が顕著ですので、珍しい結果です。

登録人数は、あくまでもテレビに出演した人の人数です。
実際にスポーツ選手として活躍している(した)かどうかは関係ありませんし、
現役・OBも区別していませんので、現役を引退後、解説者として活躍している人もかなりの数が入っていると思われます。
解説者が排出される割合に、地方ごとの差があるとも思えませんので、
この統計から類推すると、現役のスポーツ選手のみに絞っても、地方の格差がない結果になるかもしれません。

他のジャンルでは、東京や特定の都府県への偏重が顕著ですので、珍しい結果です。
俳優やタレントとは違い、スポーツのジャンルではほとんどの競技でも
高校野球に代表されるような、全国規模の大会で優秀な選手が絞り込まれている仕組みがあるからだと思います。